キャリアと働く環境

Career

GSコース座談会

GSコース座談会

プロフィール

PROFILE

● 篠塚 鴻一郎

情報サービス部
2018年入社
理工学研究科 数理情報科学専攻修了

● 平川 沙織

株式部売買監理グループ
2018年入社
文学部 人文社会学科卒

● 相馬 里奈

IT開発部デリバティブシステム
2018年入社
先進理工学研究科 化学・生命化学専攻修了

● 周防 航

株式部売買監理グループ
2018年入社
経済学部 経済経営学科卒

● 吉井 皓亮

日本証券クリアリング機構 取引所取引清算グループ
2018年入社
経済学部 金融学科卒

なぜ、日本取引所グループを
選んだのか?

ー就職活動の経緯と入社の決め手について

平川私が就職活動をスタートした際は、社会基盤を支えるような仕事に就きたいと考えていました。長く働くうえでは、職務に心血を注ぐ意義を実感できることが大切だと思ったからです。当初はエネルギーや鉄道など、社会インフラを担っている企業を主眼に置いていましたが、このような企業をも支えているのが経済だと思い至り、金融業に注目するようになりました。なかでもJPXは経済活動を支えるという社会的に重要な使命を担いつつ、一上場企業としての躍進も目指しているという点に惹かれて入社を決意しました。

周防私も平川さんと似ていますね。社会貢献につながるような仕事に就きたいと思いながら就職活動にあたっていました。さまざまな企業のインターンシップに参加しましたが、そこで感じたのが企業における株式上場の意義です。資金調達の手段が多様になり、さらなる飛躍を目指せる上場は企業にとって非常にインパクトが大きいですよね。そこで、上場の場を提供しているJPXに注目するようになりました。経済活動を活性化させるというミッションの重要性もさることながら、それを少数精鋭で担っているという点にも魅力を感じましたね。

相馬私の場合、今後ますます重要性が高まり発展性にも期待できると思ったことから、IT関連業務をターゲットに就職活動を展開しました。そんななかでJPXの先輩社員から直接お話を伺う機会に恵まれました。ITは、自社はもとより業界全体でも欠かすことのできない重要な役割を担っていること、その一方で、JPXは比較的社員の数が少ないため希望し続けていればいずれは関連業務に就けるのではないかと考えました。また、お会いした先輩ご自身がとても活き活きと話してくださったのも印象的で、JPXで働きたいという想いを強くしました。

篠塚私は大学院で数学を専攻していたので、自分のスキルを活かしやすいアクチュアリーやデータサイエンティストなどをキーワードに就職先を探しました。活動しているうちに、企業の規模が小さいと収集できるデータ量にも限りがあるのではないかと思いました。せっかくデータ分析に従事するなら、一定以上の情報量をベースに臨みたいと考えて、大規模なデータを扱える金融業界にターゲットを絞りました。さらに金融業界のなかでも、清算業務におけるリスク管理という独自性のある点に興味や期待感を抱き、JPXを選択しました。

吉井私はずっと体育会の活動に没頭していたので、みんなほどは就職活動に時間をかけられませんでした。そこで、ゼミでの勉強内容と関連付けて最初から金融業界に絞りました。篠塚君同様、独自性にも着目して政府系の金融機関を中心に受けていましたが、着目したのがその会社の従業員数です。あまり多すぎると埋没しそうですし、少なすぎると視野が狭くなりそうだと思ったため、少数精鋭であるJPXが私に向いているのではないかと考えて選択しました。

実際に働いて感じた仕事と働く場の魅力

―現在の仕事内容、やりがいについて

平川株式の売買取引をリアルタイムでモニタリングすることが、周防君と私の主業務です。不正な売買や誤発注が疑われる取引があれば即座に証券会社に確認をとるなど、市場の混乱を防ぐことがミッションになります。日本の株式市場の信頼性を守ることに直結する職務なので、使命感をもって臨めています。

周防平川さんが言うとおり、非常に大切な使命を背負っているのだという実感があります。加えるなら、証券取引は日々仕組みが変わっていますが、同部署の2年目の先輩などは新たな制度づくりや整備に深く関わっています。自分もこのような重要な職務に早い段階から関わることができるのだという期待感もありますね。

吉井私は株式の売り注文や買い注文が成立した後の清算業務、つまり株式や代金の効率的な授受を実現するための業務を担当しています。自分自身が取引のバックグランドを支えているのだという実感がありますね。なお、現在は取引成立から実際の受け渡しまで3営業日を要していますが、これを2営業日に短縮するための制度整備やシステムテストにも従事しています。所要日数を短縮できれば、株式市場のさらなる活性化につながるはずです。自身の職務の必要性や意義を実感できるので、すごく手ごたえがあります。

篠塚TOPIXやJPX日経400など、東京証券取引所が算出・公表している株価指数は、知的財産になります。また、投資機関などが私たちの指数を使用してファンドなどの金融商品を組成したり売り出したりするうえでは、東京証券取引所とライセンス契約を結ぶ必要があるのですが、私自身はJPXの窓口となり、指数を利用したいという海外投資機関との料金折衝や契約締結を担当しています。日々、海外の投資家とやりとりしているので、世界規模での金融市場の活性化や流動性向上に貢献している実感がありますね。

相馬先物やオプションといったデリバティブ商品を対象にした、注文のマッチングシステムや清算値段を決めるシステムなどのメンテナンス業務を担当しています。デリバティブ商品は、世界では主流になりつつありますが、日本では未だ発展途上の段階にあります。自身が関わるシステムを通じて取引をスムーズにし、日本におけるデリバティブ商品のプレゼンスを高めるという使命感がありますね。また、次期システムの開発テストも担当していますが、ベンダーは海外企業なので海外出張や海外の開発担当者とのやりとりを経験できています。グローバルな環境で勤務できていることも張り合いになりますね。

-入社前と入社後で感じたギャップ

吉井入社前は、漠然と取引に関する業務を担当することになるのだろうと思っていましたし、もっと言えば決済業務の存在を知りませんでした。このため、清算・決済機能を担う日本証券クリアリング機構に配属されたこと自体がギャップでした。先ほども触れましたが、実務に就いてみると決済期間短縮に向けた制度整備や新しい証拠金モデルの検討など幅広い業務に関わることになり、1年目からこんなに多くの経験をさせてもらえるのかという、うれしいギャップも結果的に感じることになりました。

篠塚入社前までは、目上の人の意見に反論するのは憚られるのではという考えを持っていたのですが、諸先輩方は1年目の私の話にもきちんと耳を傾け、誠実に議論してくださります。これはうれしいギャップでしたね。また、吉井君同様、自分が思い描いていたのとは違う職務を担当することになりましたが、JPXがどのように収益を得るのか肌で感じることができました。

相馬私は2人と違って配属は希望どおりだったので、仕事に対するギャップはあまり感じませんでした。ただ、年次を気にせず思ったことを意見できる点では篠塚君と同じように意外に感じました。

平川私は学生時代に先輩から「若手の意見にも耳を傾けてくれる会社」と伺っていましたし、実務にもやりがいを感じているのでギャップは感じていません。むしろ、期待していた通りという感じです。

周防職場の雰囲気や担当職務のやりがいについては、私もギャップは感じません。ただ、他部署の先輩から、役員の方に直接掛け合ってやりたいことを自身の職務にしたというお話をお聞きした際は、驚きを感じました。「希望を実現するのに、あんなアプローチがあるのか」と感じましたし、若手も積極的にチャレンジできる環境があることが非常に魅力的に映りました。

何を学び、どのように成長し、
何を目指すか?

-実務を通じて成長を実感する部分

篠塚海外投資家とシビアな折衝を重ねるなかで、単にライセンス料を提示するだけではなく、きちんと根拠や背景を示すことの大切さを学びました。自分のなかでは丁寧な説明を心がけるようになったことが、最も変化した点だと思います。

相馬デリバティブ商品はライセンスさえあれば世界中どこでも取引できます。そんななかで日本のデリバティブ市場に注目してもらうためには何が必要かという視点を持つようになりました。つまり、競合を意識するようになったことが成長でしょうか。

平川配属当初と比べれば専門的な知識が身についたと思います。ただ、まだまだ未熟なので職務のひとつひとつについて「何のために必要なのか」「何を意味するのか」を意識し、業務改善の余地も考えながら臨むようにしたいですね。

周防異常な取引を発見・抽出するのが私の職務ですが、そもそも正常な状態をしっかり把握していなければ務まりません。つまり、さまざまな会社のバックグラウンドや動向を捕捉しておく必要があると気づきました。この点に気づいてからは、情報に敏感になったように感じています。

吉井さまざまな業務に幅広く関わることによって、ひとつの施策がどこにどのような影響を及ぼすのか自然と考えを巡らせるようになりました。広く、全体を俯瞰する感じでしょうか。


―これから目指すこと、将来の目標について

周防上場関係の仕事はJPXでしかできない業務だと思うので、いずれは上場審査などに関わりたいですね。

吉井せっかくJPXの一員になったので、金融取引のオーソリティになりたいですね。若手・中堅のうちに清算の分野だけでなくさまざまな職務を経験したい。そのうえで、周防君同様、上場推進など上場関係の業務に携わりたいと思います。

平川私もさまざまな業務を経験したいですね。幅広い知見を蓄え、いずれは世界中の多くの投資家から日本の取引所を選んでもらえるような制度整備に携わりたいと思っています。

相馬システムについて専門性を高めたいのはもちろんですが、システムだけではなく、制度整備などにも関わってみたいですね。そのうえで、改めて現在携わっているデリバティブのシステムに戻り、日本市場におけるデリバティブのプレゼンス向上に貢献したいです。

篠塚現在、社内のカフェテリア研修を活用して英語力強化に努めています。より海外投資家との折衝能力を高めたいですね。一方で、やはり学生時代に培った知識も活かしたいと思うので、いずれは指数の開発やリスク管理に携わりたいですね。