キャリアと働く環境

Career

GSコース座談会

GSコース座談会

プロフィール

PROFILE

● 菅谷 直輝

株式部
売買監理グループ
2019年入社
経済学部 経済学科卒

● 中村 咲百合

上場部
上場手続グループ
2019年入社
経済学部 経済学科卒

● 小野 幸寛

日本証券クリアリング機構
清算リスク管理部
2019年入社
工学院経営工学専修修了

● 金田 莉里奈

IT開発部
トレーディングシステム 担当
2019年入社
教育学部 教育学科卒

● 森本 大智

ITサービス部
運行サービスグループ
2019年入社
法学部 法律学科卒

なぜ、日本取引所グループを
選んだのか?

ーJPXに興味を抱いた理由

菅谷私は経済学部やゼミでの活動を通して、企業の資金調達を支え、日本経済全体に貢献するマーケットの影響力を感じてきました。今後さらに直接金融の重要性が高まっていくなかで、日本の市場をより魅力的にすることは社会的意義も大きいと考え、JPXを志望しました。また、マーケットに対してロマンを感じていたのも理由のひとつです。

小野ロマンという視点はありませんでしたが確かにその通りですね。ただ、私の志望理由はもっと現実的で、JPXのユニークな立場と働く環境に惹かれたからです。上場審査などJPXでしかできない仕事が溢れていることに魅力を感じましたし、説明会でワーク・ライフ・バランスのとれた環境が用意されていることを知って、ここで働いてみたいと思うようになりました。

中村JPXには営利を求めるだけでなく社会への貢献が求められています。自社と顧客の利害が相反しないような仕事をしたいと思っていた私にとって、JPXはその条件にぴったりな企業でした。

金田私は知見を広げ続けられる仕事に就きたいと考えていました。JPXは多様なステークホルダーと関わり、日本経済の中核を担い、かつ公共性と営利性をともに求めながら世界を視野に仕事ができる場所です。そういう意味ではロマンのある職場だと私も思います。

森本私は、大学で専攻していた会社法・金融商品取引法の知識を活かし、経済のダイナミズムを感じることができる金融業界を中心に就職活動を行いました。公的インフラである証券取引所ならば、より大局的な視点で経済の発展に貢献できると思い、JPXを志望しました。

―入社の決め手は?

金田採用のキャッチフレーズに、「ここでしかできない仕事がある」という言葉があり、強い印象を受けました。

中村確かにJPXでしかできないことがたくさんありますよね。私は公共性や社会性を重視していたので政府系金融機関などにも興味を抱いていたのですが、やはり、JPXの方が業務範囲も広くユニーク。そこが決め手になりました。

森本私も同じですね。経済のダイナミズムは金融機関のプレイヤーでも味わえるでしょうが、制度をつくったり社会基盤を支えるインフラを整備・運用したりする仕事は、JPXならではだと思います。

菅谷現在の金融業界では、たとえばネット証券が数多く台頭するなど、激しい変化が起こっています。こうした個別の動きを捉えつつ、マーケット全体の利便性向上など直接金融の場を提供する者としての役割を果たすことができるところが、JPXで働く大きな魅力です。

小野ユニークな業務が転がっていることも大きな理由でしたが、私がワーク・ライフ・バランスを重視したのは、振られた仕事をこなすのに四苦八苦するのではなく、自分で課題を見出し解決する仕事をしたいと思ったからです。多様な業務に携われるJPXなら、それができると思いました。

実際に働いて感じた働く場としての魅力

-現在の仕事内容とやりがい

中村上場部は、上場制度の設計から上場会社の管理、サポートまでを幅広く担っています。私は、上場会社が合併などのコーポレートアクション情報を公表する際のサポートや、増資を行うライツオファリングの上場手続きのサポートなどを行っています。コーポレートアクションには前例のないものも多く、決まった答えのない事案にどう対応すべきか、若手であっても議論に関われることが魅力です。

小野私が担当する清算業務には、参加者の破綻リスクやオペレーションリスクなど数々のリスクが生じます。清算リスク管理部ではそうしたリスクを管理すべく、モニタリング、制度変更、リスクの洗い出しなどを行っています。清算業務の根幹を支えることで金融取引の円滑化、活性化に貢献できることは大きな喜びです。統計学やプログラミングなどのいわゆる理系的素養を活かせる機会も多いです。

金田現物市場の売買システム「arrowhead」の売り注文と買い注文の付合せを行う、媒介と呼ばれる部分の開発を主に担当しています。取引の高速化やリスク管理など、多様な市場のニーズを取り込みながら、効率的かつ漏れの無いロジックを追求していくことは、とても難しいですが、それだけにやりがいを感じますね。

森本ITサービス部運行サービスグループは、JPXの業務に欠かせないシステムを一元管理し、システム障害が発生した際には金田さんの所属するIT開発部と協力しながら迅速に復旧を行う部署です。システムは機器の故障や人為ミスによっても止まってしまうことがあります。そうしたトラブルを未然に防ぐ運用方法を考え、安定稼動させることが私のミッションだと考えています。

菅谷株式の売買取引をリアルタイムで監視し、3000以上もある銘柄を最新情報に更新してメンテナンスすることが私の主業務です。わずかなミスでも市場に大きな影響を及ぼしてしまうため、責任は重大です。プレッシャーはありますが、携わった業務が新聞に掲載されることも多々あり、それがモチベーションのひとつになっています。

-SS職との関わり。GS職として心がけていること

小野若手時代にGS職やSS職といった雇用区分は関係ないと思っていますが、将来的にはGS職はマネジメントをする立場になります。そうした視点から、自分の仕事が全体のどのパーツなのかを常に意識することで、業務の全体像を見ることが重要だと思います。全体を意識するとマネジメント側の苦悩が透けてきます。

中村定型業務で言えば、コーポレートアクション情報をSS職の方が処理、それをGS職が確認するという形です。日々の業務でわからないことをSS職の方に相談することも多いですね。SS職の方のなかには部署に長く在籍されている方もおり、知識も経験も豊富で、とても頼りになる存在です。GS職に限ったことではありませんが、上場会社からの質問や開示ドラフトの内容を確認する場面では、自分の回答が開示を見た投資家の判断に与える影響の大きさをつねに意識し、緊張感をもって仕事に向きあうことを心がけています。

菅谷中村さんと同じで、SS職の方々は部門経験が豊富で、とても頼りになります。GS職は自身の担当業務について深い知見を蓄えたスペシャリストである一方、将来的には幅広い分野の業務を経験し、大局的な視野を持つジェネラリストを目指す職種だと考えています。この2つを両立するバランス感覚が大事なのではないでしょうか。

森本SS職の方は契約時の手続きや出張時の経費精算など、事務業務を熟知しています。また手続きが楽になる仕組みやツールを作ってくださることもあり、部署全体の仕事の負担も軽くなっています。もう感謝しかありません。一方、GS職は対外的な業務で会社を代表する立場となります。JPXの仕事は社会的影響が大きく「いい加減」は許されません。また仕事では社内外のさまざまな年次の方と関わります。そのため、GS職は当事者意識を持って考え、自分の意見を年長者にも物怖じせず伝えられることが大切だと考えています。

金田IT開発部トレーディングシステムでは、他部署との文書のやりとりや調整などをSS職の方にお願いすることが多々あります。日々の業務を円滑に進めてくださる頼もしい存在ですね。私がGS職として心がけているのは仕事を楽しむこと。GS職は与えられた職務に責任を持ち、緊張感のある判断を迫られる場合に備え、知識と経験を積み重ねる地道な努力が欠かせません。それをプレッシャーや苦だと感じずに、自分に与えられたミッションとして楽しむことが大事だと思っています。

何を学び、どのように成長していくのか

-将来のビジョンについて

中村業務に必要な知識とノウハウを身につけることが目下の目標です。配属当初は知識ゼロの状態で、規則を知ることに精一杯でしたが、だんだん仕事に慣れてきたこれからは、単に文言を知っている、という表面的・形式的な理解ではなく、規則の導入背景や趣旨といった本質を理解して仕事をすることが大切だと考えています。将来的には総合的な目を養いたいという想いがあり、ジョブローテーションを通してさまざまな経験を積み重ねていきたいと考えています。

小野はるか先のことですが「とりあえず小野さんに聞いておけば大丈夫」と思ってもらえるようになりたいですね。今はむしろ逆で「小野さんに任せたから間違っているかもしれない」と思われていてもおかしくありません。信頼は実績が育むものと感じています。仕事上の揺るぎない信頼は1年や2年では獲得できないと自覚しています。自部署の先輩方のように、常日頃から業務を広く深くキャッチアップできるよう、まずは日々の仕事に全力で取り組んでいきたいです。

金田マーケットに関するオールラウンダーになることが私の目標です。現部署では現物市場とシステムに関する知識を深めることができました。今後は業務面や制度面、あるいは現物市場で取り扱っていない商品など、さまざまな部門の仕事、商品に関わり、マーケットや投資家を多角的に捉えることができる人材になりたいと考えています。

森本現在の仕事は、既に完成されたサービスをいかに安定して提供していくかがミッションです。また社外のベンダーの方と関わる場合は「お客様」として、その力を借りる立場です。今後は金融機関や関係省庁など社外の関係者と「サービスの提供者」の立場で折衝しながら、JPXが収益を上げつつ経済の発展に貢献できるようなサービス・制度を企画する仕事がしたいと思っています。市場を運営する者として、投資家に新たな価値を提供することが私の目標です。

菅谷私も将来はぜひ市場の制度設計に携わりたいです。昨今は海外取引所との競争に加えて、取引所を経由せずに株式の売買を行える私設取引システム(PTS)や、証券会社が投資家同士の注文を付け合わせるダークプール等も台頭しています。今後もJPXが日本の金融市場を牽引し続けるためには、投資家目線に立った市場を作り上げていくことがこれまで以上に重要となります。世界の投資家に選ばれる市場をつくる。それこそが私の最大のロマンです。