仕事と

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取引参加者の健全性をサポートし、
市場の公平性、信頼性を守る。
「公共性に資する」喜びとやりがいがそこにある。

考査部
都市社会文化研究科修了
2017年入社

現在の仕事

市場の信頼性は、証券会社などの取引参加者が、投資者からの注文を適切に受託・執行することによって守られています。そのため考査部では、取引参加者に対して随時検査を実施し、法令諸規則の遵守状況、経営状況を把握し、必要に応じて注意喚起や処分を行い、取引参加者の健全性の維持・向上に努めています。私が所属する審査・情報グループは、業務グループが実施する臨店検査の報告をもとに、過去の事例等も照会しながらより俯瞰的に検査内容を審査し、考査の質を高める取組みを行っています。

考査部が担うミッションとは何でしょうか?

取引参加者の態勢作りサポートを通じ、市場の公正性、信頼性を守ることです。証券会社などの取引参加者には投資家保護や不正防止などのためにさまざまな法令遵守が求められていますが、実務の面までが細かく規定されているわけではありません。たとえば未公表情報の管理体制や、誤発注を防ぐためのシステム上の制限対策なども、法令では適切に対処するよう示されているだけで、実際の管理態勢は取引参加者によって異なります。また当然ですが、業務実態や経営状況にも違いがあります。考査部は定期的に取引参加者のもとを訪れ、法令諸規則の遵守状況や実態に即した適切な業務運営が行われているかを実際に確認する臨店検査を行い、必要に応じて改善を指示します。取引参加者の健全性を高めることで、市場の公正性、信頼性を維持しているのです。

審査・情報グループの役割はどのようなものでしょう?

臨店は年に8回、計30社程度に対して行われます。私が所属する検査・情報グループは臨店には参加せず、チームが作成した検査結果等をさまざまな角度から精査しています。こう言うと、まるで取締りのように聞こえるかもしれませんが、私たちの目的は、取引参加者の不備を摘発することではなく、あくまで取引参加者の法令遵守態勢づくりを支援し、ひいては持続的な業務運営を行えるよう適切なサポートを行うことにあります。取引参加者の健全性が担保されないと市場の公正性が疑問視される上、信頼性が損なわれれば、取引参加者のみならず市場参加者全体の不利益につながります。私たちは、そうした市場全体への影響を念頭に、過去の事例や証券市場の動向など、さまざまな知見を組み合わせながら取引参加者のよりよい態勢作りを支援するほか、取引参加者からの問い合わせ対応やコンプライアンス研修なども行っています。

仕事のおもしろさ、そして難しさを教えてください。

やはり市場の信頼性に貢献できることはおもしろさであり、やりがいです。私は就職活動で「公共に資する」という理念のもと、誇りをもって仕事をしたいと考えていましたので、それが実現した現在は日々充実感をもって仕事をしています。また、多くの取引参加者の内情を深く知れるのはJPXの立場ならではなので、本やインターネットでは知りえないようなことに触れられる面白さも感じます。その一方で難しさは、すべての判断に法令などにもとづいた明確な根拠が求められることだと思います。例えば取引参加者からの問い合わせに対しても、法令や過去事例をくまなく調べ、根拠を示して回答する必要があります。また最近ではアルゴリズムを使った高速取引やAIを利用した売買審査など、証券業界の新たな動きに対する考査手法の検討も行っており、法令のみならず幅広い知識が求められるということも仕事の難しさであり、同時に醍醐味でもあると感じています。

これまでの仕事で、自分が成長を感じた経験とは?

考査部に配属されてまもなく、大手外資系証券の臨店に参加したことです。世界有数の大手証券だけあって、そのスケールに圧倒されました。幅広い業務を理解するのにかなりの時間と労力がかかりましたが、顧客の属性や戦略など、普段知りえない業務の詳細に迫ることができたのはとても勉強になりました。またどのような質問をすれば求める情報が得られるかといった、検査に関する実践的なスキルも身につけることができ、自身の成長を感じる経験にもなりました。

今後のキャリアについて、ビジョンをお聞かせください。

JPXに求められることについて、広い視野から考えられるようになることが理想です。そのために、さまざまなステークホルダーの立場から物事を考えられる素養を身につけていきたいと思っています。JPXは外部機関への出向などにも積極的なので、多様な経験を通して、自分の枠を狭めないような形でキャリアを歩んでいきたいと思っています。

Career Step

キャリアステップ

2017-1年目
株式部に配属。公正な取引が行われているかのリアルタイム監視や、さまざまなイベントが市場に及ぼす影響の調査などを担当。
2018-2年目
考査部に異動。取引参加者(証券会社)が市場のルールを守り、健全に業務運営を行っていくために、考査業務を担当。
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01
IT開発部デリバティブシステム
システム情報工学研究科修了
2007年入社
02
情報サービス部
インデックス・グループ 企画・開発チーム
国際総合学類卒
2007年入社
03
市場企画部
新領域創成化学研究科修了
2006年入社
04
株式部
経済学部卒
2018年入社
05
上場審査部
経済学部経済学科卒
2008年入社
06
情報サービス部
法学部法律学科卒
2002年入社
07
考査部
都市社会文化研究科修了
2017年入社
08
IT開発部
清算システム担当

文学部卒
2008年入社
09
IT開発部
トレーディングシステム担当
情報理工学部先進理工学研究科卒
2001年入社
10
OTCデリバティブ清算担当

社会科学部卒
2013年入社
11
上場推進部
理工学部卒
2007年入社
12
ITサービス部
理工学部経営工学科卒
2000年入社
13
デリバティブ市場営業部
兼エクイティ市場営業部

経済学部卒
2011年入社
14
株式部
政治経済学部政治学科卒
2007年入社
15
売買審査部
商学部経営学科卒
2000年入社
16
金融リテラシーサポート部
法学部卒
2010年入社
17
総合企画部
法学部政治学科卒
2005年入社
18
上場部
法学部卒
1998年入社