仕事と

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世界有数の巨大市場を提供する
経済の中心地だからこそ、
世界トップクラスのシステムが必要になる。

IT開発部
トレーディングシステム担当
情報理工学部先進理工学研究科卒
2001年入社

現在の仕事

現在、“arrowhead”と呼ばれる株式売買システムの開発と維持を担当しています。このシステムは2010年にIT Japan Awardの経済産業大臣賞(グランプリ)を受賞しているほど著名なものです。世界のトップスリーに入る大きな市場のトレーディングシステムを自力で開発できるのは数社しかありません。arrowheadが稼働した2010年頃は、世界の取引所間競争においてシステムの「スピード(高速性)」が最重要視されていましたが、今はそれだけでなく、信頼性・拡張性といった観点も優れたシステムを作っていく上で重要になっています。その点arrowheadは、「高速性」を維持しつつ、「拡張性」と日本品質の「信頼性」をバランス良く保持しているのが特徴です。

これまでどんな業務に携わってきましたか?

入社して十数年、基本的にはシステム関連の業務が主でしたが、マーケットや決済管理などの基幹部門でキャリアを積めたため、多様な知識が身につきました。また、IT部門では、ベンダーと対等に交渉・設計できる知識をもった社員の育成を目的としたTM(テクニカルマネージャ)コースという会社が企画する研修制度に参加し、システムの専門知識を学ぶとともに、実地研修としてもITベンダー出向や海外研修などを通じて幅広い経験を積ませて頂きました。それらの結果として、JPXのIT開発部における現場リーダーとして率いる頃には専門のITベンダーと対等にシステム開発ができるまでになりました。当社の中で、私は、ベンダーにより近い感覚を持っている社員かもしれません。

最も印象に残る仕事を教えてください。

あえて一つを挙げれば、「高速性」・「拡張性」に関わる性能向上のリプレース対応でしょうか。arrowheadの稼働当時、既に2ミリ秒(ミリ秒は1000分の1秒)という高速化を実現していましたが、更に性能を向上させ、投資家の利便性を高めるため、arrowheadが稼働してから2年後にはレスポンスを半分(1ミリ秒)にさせる更なる高速化を実現させました。更に、2015年には、arrowheadを大幅に刷新し、レスポンスを0.5ミリ秒未満にすることを実現しました。

日本取引所グループにおけるシステム開発の魅力はなんですか?

金融業界は文系社会だと思われがちですが、現在、証券取引所における取引はコンピュータのシステム上で行われています。そのため、システム構築は取引所の生命線であることから理系の強みを活かせる場面はたくさんあります。しかも日本取引所グループの場合は、世界経済の中でもトップスリーに入る「直接金融」の中心地であることも大きな魅力と言えるのではないでしょうか。

働く場としての魅力はどうでしょうか?

日本取引所グループが持つ各システムは規模が大きく、開発に携わるメンバーもたくさんいます。さまざまなキャリアや個性を持った人が集まることでチームが成り立っていますので、その機会を逃さなければ、若いうちからどんどん大きな仕事に挑戦できます。私の場合も先輩たちに助けられ、ときには厳しい叱咤激励を受けながら育ってきました。大切なのは「これだけは他の人に負けない」「これだけは譲れない」「自分の武器として追求していきたい」といったプロとしてのこだわりを持つことで、そこが評価されることにより、仲間として認めてもらうことだと思います。

仕事をする上で大切にしていることはなんですか?

私が大切にしていることは、スピード感とコミュニケーションです。スピード感を持つためにはメールや電話だけで駄目ならホワイトボードに絵を描いて説明したり、必要に応じて相手のところに直接出向いたりといったような、細かな行動を起こすことを大事にしています。コミュニケーションという点では、仕事から離れても趣味の運動(バスケやサッカー)において、会社の先輩後輩、また一緒にシステム開発をさせていただく方々とも活動できているのは、良いコミュニケーションが取れていたためだと思っています。また、日本取引所グループの基幹システムは社会的にも非常に大切な存在であるため、開発や刷新にあたっても失敗を恐れて保守的になりがちです。もちろん無謀な冒険はできませんので、リスクを把握、コントロールした上でとなりますが、果敢に挑戦するからこそ得られる大きな果実もあり、時として思い切りは大事と考えています。

今後の目標をお聞かせください。

現在の仕事は、日本経済の根幹を担うシステム開発に係る判断を、自分で決定できる醍醐味があります。アベノミクスによって増大した注文件数に対応していくための拡張、信頼性を備えつつ更なる高速性を追求するなど、時代に合わせた開発を続けることで、直接金融の中心である取引所の業務を支えていきたいと思っています。

Career Step

キャリアステップ

2001-1年目
株式部に配属。1年目の途中から小規模システムの開発の主担当となる。
2002-2年目
決済管理部・清算システム担当(現、IT開発部)に。清算・決済のシステム化を学び東証や清算機関ならではの経験を積む。途中、TMコース研修の一環として海外研修(インド)に参加。
2008-8年目
通信・システム会社に出向。大手ITベンダーにおけるシステム開発などの業務を経験。
2009-9年目
ITサービス部インフラ担当へ。基幹ネットワーク(arrownet)の刷新・構築などを担当。
2010-10年目〜
現在の部署(IT開発部株式売買システム担当)へ。arrowheadシステムの開発を担当。
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01
市場管理部取引管理室
システム情報工学研究科修了 2015年入社
02
株式部
経済学部卒 2018年入社
03
デリバティブ市場営業部兼エクイティ市場営業部
経済学部卒 2011年入社
04
OTCデリバティブ清算担当
社会科学部卒 2013年入社
05
考査部
法学部卒 2010年入社
06
上場推進部
人間・環境研究科 修了 2006年入社
07
考査部
都市社会文化研究科修了 2017年入社
08
上場審査部
経済学部経済学科卒 2008年入社
09
IT開発部清算システム担当
文学部卒 2008年入社
10
株式部
政治経済学部政治学科卒 2007年入社
11
上場推進部
理工学部卒 2007年入社
12
金融リテラシーサポート部
法学部卒 2010年入社
13
総合企画部
法学部政治学科卒 2005年入社
14
情報サービス部
法学部法律学科卒 2002年入社
15
IT開発部トレーディングシステム担当
情報理工学部先進理工学研究科卒 2001年入社
16
売買審査部
商学部経営学科卒 2000年入社
17
ITサービス部
理工学部経営工学科卒 2000年入社
18
上場部
法学部卒 1998年入社