キャリアと働く環境

Career

若手社員クロストーク

GSコースクロストーク

プロフィール

PROFILE

Tさん

日本取引所自主規制法人　売買審査部
法学部卒
2025年入社

Rさん

JPX総研　インデックスビジネス部
基幹理工学部卒
2025年入社

Sさん

上場部制度推進・管理グループ
法学部卒
2025年入社

Oさん

IT開発部トレーディングシステム
システム情報工学研究群
社会工学学位プログラム専攻修了
2025年入社

Mさん

市場管理部取引管理室
商学部卒
2025年入社

なぜ、日本取引所グループを
選んだのか？

ー就職活動では、何を軸に考え、なぜJPXを志望したのか？

Tさん就職活動では、公共性と携われる業界の幅広さを意識していました。その中で、JPXは公共性が高いことに加え、投資家や上場企業、上場を目指す企業といった“個”との関わりを持ちながら、日本経済や世界の投資家という“全体”にアプローチできる点に魅力を感じました。

Rさん公共性に注目したのは、Tさんと同じです。また、学生時代から、JPXの取り組みをTVニュースで目にすることが多く、ここなら自身の仕事の成果が目に見えて実感できると思ったことも大きな理由です。

Mさん市場を運営することで社会を支えるJPXの影響範囲は、投資家や企業など多くのステークホルダーに及びます。こうした幅広い関係者の下支えができることに魅力を感じ、それが自分のやりがいにもつながると感じました。また、株式会社として機動性を持って事業活動を展開し、成長を追求する姿勢にも共感しました。

Sさん私は金融業界を中心に就職活動をしていて、早い段階からJPXを第一志望にしていました。株式会社でありながら、高い公共性を持ち、他社と比べても格段に影響力が大きいことに惹かれました。

Oさん公共性に魅力を感じた点は、皆さんと共通しています。私は幼少期から「世の中のために働きたい」という思いを持ち続けていたことから、公共性を軸に就職活動を進めました。なかでもJPXを志望した理由は、大学、大学院でオークション理論の学びを深める中で、JPXがオークション理論と関係が深いこと、かつ日本経済の心臓部として非常に公共性の高い事業を展開していることを知ったから。これまでの学びを活かせる仕事がしたいという思いもありました。

Mさん人の魅力も入社の決め手の一つでした。明るく穏やかな方が多いなという印象で、会話の中でそれぞれが目標を持って業務に取り組んでいることが感じられました。先輩に対して少し上から目線で恐縮ですが（笑）。

Sさん私は、理系院卒の方や体育会系出身者など、多様な人がいる点にも好印象を持ちました。実際、同期のメンバーのバックグラウンドもさまざまです。

現在の仕事内容とGS職としてのミッション

－所属する部署での業務と日々感じるやりがいは？

Sさん上場制度の企画・運営や上場会社の情報開示に関する業務を担当する部署で、主に開示に伴う各種手続き・上場維持基準審査に係る業務に携わっています。法律で定められた業務が多く、一つのミスが一つの会社の上場廃止につながる可能性もあるため、常に緊張感を持って取り組んでいます。その分、責任ある業務を任されているやりがいを感じています。

Rさんかねてより興味のあった、株価指数を用いたインデックスサービスを担うJPX総研に配属されました。現在は指数運用におけるメンテナンス業務を行っています。多くの企業のコーポレートアクションに触れ、指数のウエイトの変化原因を探ることが非常に勉強になります。また、自分の業務と関わりのある指数が「TOPIX 3000ポイント超え」などとメディアに取り上げられることも自分のモチベーションにつながります。

Tさん私の部署のミッションは、不公正取引の監視と防止策の実施を通じ、市場全体に対する信頼を守ること。日々の取引を監視し、インサイダー取引や不当な株価操作などがないかをチェックしています。経済の動向・変化、個別の企業の動向がダイレクトに自分の仕事に反映される、まさに「現場」の仕事であり、やりがいと責任感を持って取り組んでいます。

Oさん現物市場を支える株式売買システム「arrowhead」において、公正な取引が行われているかをリアルタイムで監視する機能の維持開発を担当しています。この機能が停止すると、リアルタイム監視ができなくなり、信頼のおける市場運営に支障をきたす可能性があります。その影響は甚大であるため、やりがいも非常に大きいです。

Mさんデリバティブ市場の公正性と安定性を確保する中核的な役割を担う部署で、商品のメンテナンスや誤注文などが行われていないかの監視業務、市場の状況に合わせた売買停止などの業務に携わっています。また、信頼性の高い市場を提供することを目指し、業務を自動化するツールの改修やプロセスの改善を行なっています。メンテナンス業務や売買停止の業務では、確定の1つのボタンが投資家に大きな影響を及ぼすことになるため責任重大で、私たちの正確で迅速な作業こそが、市場の信頼性向上に直結しているという実感がやりがいです。

－GS職が担うミッションは？

Oさん「責任感」と「誇り」を持つことです。実はこの言葉は配属初日に上司からいただいた言葉で、今も胸に刻んでいます。実際、GS職は、日本経済を左右し得るような局面で決断を下さなければならない場面もあり、その意識は常に持つよう心がけています。

Mさん多方面から業務を把握することです。今、働く中でIT関連部署や清算を行う部署と日常的にやりとりを行い、各部署との連携で会社が成り立っているのを感じています。ジョブローテーションで、さまざまな部署を経験できるのはJPXの魅力でもあるのですが、GS職においては特に多方面から業務を理解して、JPXに貢献することを求められているということでもあると思います。

Tさん確かに。私の目の前の仕事一つとっても、さまざまな部署とつながっています。そうしたつながりを意識しながら、ジョブローテーションで多様な業務を経験し、広い視野を持つことが、JPX全体への貢献につながるのだと思います。

Sさん社会的インフラとしての安定性を担保しながら、利益を求めて変化に対応していく。そのバランス感覚を持つことが、GS職の大きなミッションだと思います。

Rさんそうですね。そのためにも常に最新の情報をキャッチアップし続けることが重要です。インデックスビジネス部でも、新指数の組成や既存の指数の理解などには、多くの知識を付けることが必要です。

入社1年目に実感していること、そして将来の目標は？

－入社1年目に経験した印象に残っている仕事は？

Oさん配属後2週間目に、担当する機能で想定外の事象が見つかり、その調査対応を任されました。事象を実機で確認したうえで、設計書、定義書の調査を行い、対応策を立案し、部長陣の承認をもらうまでを、先輩方のサポートを得ながら実施。いきなりの大仕事で苦労しましたが、その分、多くの学びが得られました。

Mさん業務で使用するツールの一部を改修したことです。小さな改修でしたが、課題の特定からクローズまでの一連の流れを担当し、責任の重さを実感しました。再び同ツールに新たな問題が発生した際は、先輩から意見を求められ、「自分の得意分野ができた」と思えたこともうれしかったです。

Sさん配属後3か月で、部内初事例の案件を担当。関係グループとの調整や部長への報告、上場会社への提供書類の作成など、先輩方にサポートしてもらいながら進め、無事、案件が完了した際は達成感を覚えました。このように「若手メインでやってみよう」という取り組みが多いことが、成長の原動力になっています。

Rさん試験的ではありますが新しい指数を組成し、パフォーマンスを算出・分析したことです。指数のテーマと期待する特性を決め、実現するための選定基準を考え、一から指数を作成し、過去5年間のパフォーマンスを、TOPIXなどと比較。部内での研究的な仕事でしたが、創造力を活かせる機会であり、楽しく取り組むことができました。

Tさん不公正取引につながりかねない取引について、初めて、証券会社の方に口頭で説明する仕事をした時のことが印象的でした。緊張しながらも、自分が調査した取引について詳細かつ正確に説明。この時、私のような新入社員もベテランも関係なく、同じ仕事を任されることに責任感と使命感を覚えました。

－どのようなキャリアビジョンを描いていますか？

Mさん自ら課題を発見し、解決する力を身につけたいです。そのためにまず、現在の部署や今後経験する部署での業務を通じて、着実に知識を深め、さらに市場の発展に寄与できる人材を目指します。

Oさん今後は、自身が業務で接点のある他の部署の業務も経験してみたいです。現在担当しているアプリケーションを利用している側で、トレーディングシステムで培った知識を活かし、株式市場、ひいては日本経済のさらなる発展に寄与していければと考えています。

Sさんその時代に応じた市場の理想的な形を追求し、JPXという唯一無二の立場から、日本経済に貢献できる人材になりたいです。

Rさん多様なフィールドに精通する人になりたいですね。これまで働く中でも単一の部署で完結する仕事はないと実感しています。そのため他部署の業務への理解、業務分野以外の知識があることで、スピード感を持って、質の高い仕事が実現すると考えているからです。まずは今の部署での業務理解を深めて、指数のエキスパートになり、他の部署でも活躍していきたいです。

Tさんさまざまな部署を経験することで、どんどん視野を広げていきたいです。就職活動の時点で、自分の強みや向いている仕事をある程度、把握したつもりでいました。しかし、入社後、働いてみると、「自分はこういう仕事でモチベーションが湧くんだ」「本当はこういう仕事が向いているかも」などと、新しい発見が多々あります。これからも自分の強み・資質の幅を広げていき、最終的にはJPX全体の発展を支える一翼を担いたいです。