キャリアと働く環境

Career

1年目社員クロストーク

GSコース座談会

プロフィール

PROFILE

● 田嶋 一輝

IT開発部 清算システム担当
先進理工学研究科修了
2022年入社

● 山川 紗季

株式部 売買監理グループ
理工学部卒
2022年入社

● 鈴木 真優

ITサービス部
文学部卒
2022年入社

● 佐古田 光一

上場部 開示業務室
商学部卒
2022年入社

なぜ、日本取引所グループを
選んだのか?

ー就職活動では、何を軸に考え、なぜJPXを志望したのか?

佐古田マーケットインフラとして公共性が高いことに加えて、株式会社として営利を追求する姿勢に惹かれました。JPXは、ステークホルダーの幅広い意見を踏まえた上で、金融市場の安定性を担保すべく運営される一方、現状の制度に満足することなく、より最適な市場を形成するために変革し続けています。自分自身、これまで「挑戦」を軸に進路を選んできたため、そんなJPXの姿勢に共感したのが志望の大きな理由です。

鈴木株式会社でありながらも公共性が高いという点に惹かれたのは私も同じですね。少しおおげさかもしれませんが、私はJPXに日本や世界の経済ばかりでなく、社会さえも変えられる可能性を感じました。社会を変えていくことは1つの会社の力だけでは難しいかもしれませんが、その多くの会社が参加する取引市場を支えているJPXならできるかもしれないと思いました。

山川最近の日本経済って明るい話題が少ないですよね。私は、就職活動を始めるにあたり、漠然とですが私たち若者がもっと前向きになれる社会づくりに貢献したいと考えていました。そうして巡り会ったのがJPXです。鈴木さんが言ったように、社会全体に働きかけることができる影響力の大きさに惹かれました。

田嶋3人の志望理由の話から「公共性」と「挑戦」という共通のワードが出てきましたが実はそれは私も同じです。JPXなら取引所の運営に留まらず、企業への上場推進から市場データの活用まで幅広い業務内容や新しい試みの中で、多様な角度から経済や社会に影響を及ぼすことができ、外側からでなく内側から日本や世界にアプローチできると感じました。

山川就職活動では他の業界の企業なども訪問しましたか?

鈴木私は、金融系やメーカー系などの企業の面接も受けましたが、やはりさっき話したように1つの企業が社会に及ぼす影響力には限界があるのかなと思いました。

佐古田私も金融系の会社をいくつか訪問しました。その結果感じたのが、JPXでしかできない仕事があるということです。この仕事の唯一無二性はJPXの大きな魅力だと思いました。

現在の仕事内容とGS職としてのミッション

-所属する部署での業務と日々感じるやりがいは?

佐古田上場部では、投資者が安心して投資できるように、上場制度の企画・設計や上場会社の情報開示のサポートなどを行っています。その中で私は開示業務室に所属しており、開示制度の企画や運用環境の整備などに携わっています。上場会社の担当者ばかりではなく、証券会社や弁護士などから日々さまざまな問い合わせを受けるため、適切に対応するためには深い専門知識が必要です。日々経験を積みながら一つひとつ乗り越えていくことにやりがいを感じています。

山川株式部は、JPXの中でも最もマーケットに近く、営業収益の2割以上を占める現物取引を担う部署です。私は市場における売買のリアルタイム監視や、売買システム上の情報を最新に保つためのメンテナンスを担当しています。異常注文の見落としや誤情報の登録など些細なミスが大きな影響を及ぼす業務のため、丁寧かつ正確にこなすことが重要となります。JPXでしかできない唯一無二の仕事であり、社会的影響範囲の大きい仕事のため、使命感を持って日々の業務に臨んでいます。

田嶋私は、IT開発部で現物清算システムの企画開発や維持保守を担当しています。清算とは、売方と買方が証券や資金を受け取ることができないリスクを削減し、決済を保証することです。市場では日々膨大な件数・金額の取引が行われており、それらの取引が決済まで確実に行われるように、インフラシステムとしての信頼性の確保や、環境の変化に柔軟に対応するための開発・改善に取り組んでいます。

鈴木2021年にJPX総研が新たに設立されましたが、私はその中のITサービス部に所属しています。部署では、JPXの基盤となるシステムを一元的に運用・管理しています。株式部で山川さんが利用しているシステムも、実は現在私が担当しているシステムの1つです。また、田嶋さんが所属するIT開発部ともシステムのサポートなどで密接に連携する関係にあります。このようにさまざまな部署と連携しながら、日本経済の基盤となる取引所のインフラを守っているという実感を得られることが何よりものやりがいです。

-GS職が担うミッションは?

山川JPXは常に変化の求められる会社だと感じています。その変化の先頭に立ち、新しいチャレンジに向かっていくことが、GS職の担うべき使命だと思います。

田嶋私は変化の中で、各所にアンテナを張り続け、物事を判断するバランス感覚を持ち、最適解を導き出してくための道を創っていくこと、それがGS職の重要な役割だと思います。

佐古田私は推進力が必要不可欠だと思います。入社後、最初に痛感したことは、JPXの仕事は一人で完結できないということでした。部署の枠組みを越えて様々な人を巻きこんでいってこそ、生み出せる成果も大きなものになると考えます。

鈴木佐古田さんが言う「一人ではできない」ということは私も日々実感しています。そのためにはSS職の方たちとの連携も欠かせません。GS職とSS職との密な連携があって初めてJPXの業務は成り立っていると思います。

入社1年目に実感していること、そして将来の目標は?

-入社1年目に経験した印象に残っている仕事は?

鈴木私は配属されてまだ間もない5月に役員会議での報告を任されたことが印象に残っています。部の代表として報告をするのはとても緊張しましたが、役員に報告する機会が若手でもあるという裁量の大きさに驚きつつ多くの学びを得ることができました。

佐古田私は英文による情報開示を支援するセミナーの運営を担当したことがあります。上場する全社を対象とするイベントで、約1,000名の方が参加しました。その規模の大きさを目の当たりにして、JPXの影響力の大きさを改めて実感しました。

山川通常の業務に加えて、ETF市場向けのRFQプラットフォーム「CONNEQTOR(コネクター)」を担当しています。若手が中心となって新しいシステムの運用やメンテナンスを担っているため責任は重いですが、それだけにやりがいも大きいです。

田嶋私はJPXのBCP(事業継続計画)に関わる新開発プロジェクトを担当し、計画の立案をはじめ、予算の管理や進捗報告に至るまで、プロジェクトの一連の流れに携わっています。このように同期から仕事の話や、入社1年目ながらも主力として活躍している話を聞くと、改めて自分ももっと日々の仕事を頑張りたい、色んなプロジェクトに挑戦していきたいなと思いました。

-変化の担い手として、これから目指すキャリアステップとは

鈴木当面の目標は、現在携わっている業務をしっかりとこなせるようになることです。将来的には、そのような専門性を高めていくとともに、留学制度を活用して海外でMBAを取得したいと考えています。グローバルに戦える土台をつくるためにも欠かせないチャレンジだと思っています。

佐古田私もグローバルな視点を養うために、海外留学はぜひ経験してみたいです。資本市場が凄まじい速度で変化している最中にあって最適解を見出していくためには、柔軟な対応力、そして視座の高さが不可欠だと思います。

山川私はJPXへの入社動機の1つでもあるのですが、誰もが投資のしやすい社会を創っていくことが目標です。そのためにも、さまざまな部署で経験を積み、多方面からその目標に向かってアプローチしていきたいと考えています。

田嶋私の目標は日本や世界の経済のために、JPXだからこそできることを多角的に考え実行できる人材となることです。ジョブローテーションを通じ、幅広い部署で様々な業務を経験しながら自分ならではの強みを磨いていきたいです。