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Career
若手社員クロストーク


DSコースクロストーク
プロフィール
PROFILE

● Tさん
ITビジネス部デジタライゼーション
経済学部卒
2025年入社

● Oさん
ITビジネス部デジタライゼーション
理学専攻物理科学コース修了
2025年入社

● Dさん
IT開発部デリバティブシステム
工学部情報学研究科修了
2024年入社

● Rさん
ITビジネス部アプリケーション開発
生命科学研究科
脳生命統御科学専攻修了
2023年入社

なぜ、日本取引所グループを
選んだのか?
-就職活動では何を軸に考え、なぜJPXを志望したのか?
Rさん 就職は、人生の中でも新しいことに挑戦する絶好のチャンス。そう考えた時に、JPXが魅力的に映りました。JPXは唯一無二のビジネスを展開していて、ここでしか経験できない業務に取り組むことができると思ったからです。
Oさん 大学院では基礎研究寄りのテーマに取り組んでいて、研究を活かすなら研究職に就くしかない、という状況。それならばもっと幅広く業界・職種を見てみようと思いました。そんな中、経済インフラ的な役割を担う金融に興味を持つようになり、特殊で独自性のあるJPXの存在に惹かれて入社を決めました。
Dさん Oさんと違い、大学院で学んできたことを活かしたいと考え研究職を志望していました。しかし、研究職でのインターンシップを通じて、「研究職は直接的に誰かの役に立っている実感を得にくい」と感じるように。やはり誰かに役立つことがわかっている中で興味のある分野を深めるのが自分に合っていると思うに至りました。そこで、社会に対して大きなインパクトを与えるJPXに興味を持ち、最終的に少人数で、幅広くいろいろな業務に携われることに大きな魅力を感じて入社しました。
Tさん 高校時代からプログラミングや投資に興味があり、「IT×投資」の取り組みを続けていたので、それを活かして就職したいなと思っていました。そんな自分にマッチしたのが、金融市場におけるプラットフォーマーとして日本・世界での立場を確立しているJPXです。JPXでしか関わることのできないプロジェクトが多数あると思ったことや、テクノロジーを用いた新たな領域への進出に意欲的な点も魅力でした。

-DSコースを選んだ理由は?
Rさん 金融とIT、両方を同時に突き詰められることに魅力を感じ、最初からDSコース一択でした。
Dさん なるべく幅広いキャリアパスを持ちたいと思い、最初はGSコースを選択することも考えていました。しかし、やはり自分の興味分野で働きたいと思い直し、DSコースに応募しました。
Tさん DSコースは「将来的に経営人材になることが期待されている」と明記されていて、ITに専門性を置きつつ、業務の知識やマネジメントスキルなど、幅広い知識をつけながらキャリアを築くことができます。そのため迷うことなく、DSコースを選びました。
Dさん そのとおりですね。IT分野の中でも多様なキャリアパスがあることに入社後も感じることがあります。
Oさん 私もDさんと同じく、DSコースとGSコースで迷いました。しかし、最終的には、理系的な観点を活用できる環境で、IT系の知識を身につけながら、キャリアを築けると思い、DSコースに決めました。


現在の仕事内容とDS職としてのミッション
ー所属する部署での業務と日々感じるやりがいは?
Tさん 現在2つのプロジェクトに携わっています。一つは、JPXの共通基盤「J-WS」の構築で、従来のオンプレミスで構築・運用されていた各種システムをクラウド上に移管することで、JPXのDXを推進すること。二つ目は、JPX統合データプラットフォームサービス「J-LAKE」と呼ばれるもので、データビジネスという新たな領域へ踏み出す挑戦的なプロジェクトであり、JPXの新たな価値創出を担っています。
Oさん JPXの売買・相場報道等の各システムと市場利用者の皆さまとをつなぐ、高信頼ネットワーク「arrownet」に関わるチームに所属し、主に利用者と基幹システムをつなぐ部分を担当しています。arrownetには性質の異なる複数のシステムが存在し、利用者と関係者が桁違いに多いのが特徴。いろいろな方々と打ち合わせをしながら、大規模ネットワークを構築する過程にやりがいを感じています。
Dさん デリバティブ市場のシステムであるJ-GATE/J-NETポータルの開発と維持、それに関連する企画やサポートを担当しています。私の所属している部署のミッションは信頼性の高い市場機能の提供です。システムの安定運営のため、堅牢なシステムの構築と安定的なサービス提供を行うことで、JPXとしての競争力向上を図っています。一番のやりがいは、アプリから、オンプレミス、クラウドまで、多様な技術に触れられること。業務の中で好きなことを学べるのがたまらなく楽しいです。
Tさん 私も同じです。新しい情報を得ながら、業務の中でそれを自分の知識として再構築していけるのは本当に面白いですね。
Rさん 東証・証券保管振替機構等の運営者と、上場会社/取引関係者等の利用者を結ぶシステム「Target」を担当しています。万が一、システムに不具合が起きた際、運営者、利用者双方に影響を及ぼしかねない、重要なシステムに携わっていることにやりがいを感じます。また、2025年4月からCO2排出権取引を行うカーボンクレジット市場システムも担当。このシステムは、経産省、環境省からの委託事業であり、国に貢献するというダイナミズムを感じています。

ーDS職が担うミッションは?
Rさん ITの知識を持ちながら業務理解を深め、ベンダと協働してプロジェクトを円滑に進めることが、一つのミッションだと思います。
Dさん JPXの価値は、システムの安定性・信頼性・先進性にあります。DS職にはそれらを支える専門人材としてのミッションがあります。JPXのシステムは複雑で、特定のレイヤーだけ理解していても全体を俯瞰できません。しかし、JPXにとってはビジネスへの影響、システム全体の挙動を一番に意識しなければならないため、どんなレイヤーであっても理解し、いざとなれば手を動かせるようにしておくことが大事だと考えています。
Tさん そうですね。DS職は幅広くテクノロジーへの知識を求める意欲を持ったうえで、業務的な観点を手放さずにいることがミッションだと思います。また、ITを通じて、JPXをどう進化・成長させるかを期待されています。
Oさん 同感です。自分で学び、これまでJPXが取り組んでこなかった分野にも手を挙げて挑戦していく姿勢が求められています。ある意味、「自分の意志で自由に動ける仕事」だと感じています。


成長を実感していること、そして将来の目標は?
-これまでの中で印象に残っている仕事は?
Rさん 入社1年目から、JEPXとJPXで取引される電力に係る現物・先物取引の連携サービス「JJ-Link」の立ち上げに携わったことです。若手のうちからそうしたプロジェクトに関わることができ胸が躍りました。サービス開始後、ユーザの利用シーンを確認した際は大きな喜びを感じました。
Dさん ベンダーさんとの会議のため、海外出張に行ったことが印象に残っています。現地では海外ベンダーさんの前で行うプレゼンを任せていただけるなど、2年目としては荷が重いタスクで非常に緊張しましたが、自身の糧となる貴重な経験をすることができました。
Oさん arrownetの利用者である投資家や機器メーカーは海外の方も多く、英語でのミーティングも行います。打ち合わせの場では、システムのパフォーマンスについてさまざまな反応をいただきますが、そのたびにそれだけ注視されているシステムを担っているのだなと感じます。
Tさん J-LAKEプロジェクトで性能改善に取り組む中、先輩から引き継いだプログラムを精読することで改善できる点が見つかった時のこと。自身が考えた改善策が採用されて実装されることにより、想定したよりも処理時間が短縮できたことが最高にうれしく印象に残っています。

-今後のキャリアをどのように描いていますか?
Rさん 私が担当するシステムはユーザが多いということもあり、今後も多くの人と関わる仕事をしていきたいと思っています。また、このシステムのことをこの人に質問すれば大丈夫、という人になりたいです。
Tさん DSコースには多様なキャリアパスが用意されておりますが、その中でも私はテクノロジーへのあくなき探究心を活かし、技術領域のエキスパートとしてキャリアを開拓していきたいと考えています。
Dさん 直近の目標は、一人ひとりが担当する領域が広いため、オンプレミス・クラウド、ハード・ソフト問わず技術面のスキルの向上を図ること。その先に描くキャリアは、新規の技術を扱ったり、技術面で前線を張れる人になることです。
Oさん 業務が多様性に富んでおり、手を挙げれば誰でもチャレンジできる土壌があるので、金融はもちろん、ITだけにもとらわれず、多角的な視点を身につけたいです。多くの関係者との接点を持つJPXでは、広く長期的な視野で考えることで、個人としても会社としても成長できる点が見えてくると考えています。








