
仕事と人
Interview
社員の想い

株式売買のリアルタイム監視により、
市場に対する安心と信頼を守る。
2025年入社

現在の仕事
株式部 売買監理グループでは、日々の株式売買の動向をリアルタイムで監視しています。株価が過度に乱高下するような市場の不安定化を避けることで、投資が安心して売買できるような環境の提供が使命です。そこで株価が一定の変動を超えた場合には「連続約定気配」や「特別気配」を表示し、株価の急激な変動を抑える仕組みを運用・監視しています。
単に値動きを見るだけでなく、市場を大きく動かすような大口注文や、誤発注ではないかと思われる特異な注文があった場合には、直ちに問い合わせて確認を行います。
また、株式売買システム「arrowhead」と呼ばれるシステムに登録している銘柄情報のメンテナンスや、その他市場運営にかかるシステムの運用も担当しています。
JPXへの入社動機を教えてください。
大学ではグローバルビジネスを専攻し、経済やビジネスの領域について幅広く学びました。その中で1年間のオランダ留学をした際、ヨーロッパという外側から日本を見た経験がきっかけとなり、日本の経済的プレゼンス向上に貢献したいと考えるようになりました。
日本は決して小さな国ではなく、依然として経済大国ではありますが、外側から見ると、想像していたほど経済的プレゼンスは大きくなく、影響力も限られてくると実感したのです。
そんな中でステークホルダーの数が多く、経済全体に与える影響も大きいJPXの魅力に気づき、JPXが運営する日本市場の魅力を高めることこそ、世界の中での日本の地位向上につながるのではないかと考え、入社を決意しました。

配属後、どのように仕事を覚えていきましたか?
配属後すぐの期間はOJTの中で先輩と二人三脚で業務を覚えていきます。具体的には、株式の売り買いの注文が実際に行われている板と呼ばれる画面を見ながら、どのような注文が市場に大きな影響を与える可能性があるのか、また誤注文の可能性がある注文なのかを判断する力を養っていきました。一通りの業務の流れを把握した後は、独り立ちして監視業務を担当していきます。もちろん最初は、経験豊富な先輩方のように、板画面から瞬時に各注文の意図や監視している銘柄が注意すべき銘柄か否かなどの情報を読み取れるわけではありません。日々実践を重ね、上司や先輩から学びつつ、そこから生まれた仮説を検証しながら、知識を自分のものにしていきます。その過程で経済、金融の知識はもちろん、実際のマーケットの状況を把握するためのデータ分析、裏で動いているシステムの知識などの幅広い知識を身につけ、市場に対する理解や知見を深めていきます。
また、銘柄メンテナンスやETF(上場投資信託)の設定・交換業務を支えるプラットフォームの運用、それに関する証券会社の方からのお問合せについても、毎回初めて経験する内容が出てきます。毎日が学びの連続であり、その中で確実に知識や経験が積み重なっていることを実感しています。

印象に残っていることは何ですか?
最も印象に残っているのは、市場の公正性を守るため、売買停止を実施した経験です。ある銘柄に関するリーク報道が突然流れ、板に連続約定気配が表示されました。異常な動きを即座に検知し、株式部総務グループに連携、売買停止が行われることとなりました。情報の非対称を是正し、正式な開示が行われるまで市場の混乱を防ぐことができました。
さらに忘れられないのは、入社半年で投資家の投資判断に大きな影響を与えるような情報が開示されたことを契機に売買停止のオペレーションを担当したことです。停止指示から対外周知までを正確に遂行しました。若手の段階から「市場の最後の砦」を担う責任と緊張感を体感し、この仕事の意義を強く感じた瞬間でした。
JPXの役割の大きさを実感するのはどんな時ですか?
銘柄情報のメンテナンスを担当する中で、最近の株式市場の活況を肌で感じます。このメンテナンスが正確に行われなければ、市場で銘柄が取引される際に誤った値段で取引されたり、そもそも取引ができなくなるなど、安定的な市場運営に大きな支障をきたします。毎日複数銘柄のメンテナンスを行いますが、そのたびにそれぞれの銘柄への責任を感じます。特にたくさんの銘柄が新規上場する日などは日本経済最前線の動きをリアルに体感できると同時に、JPXがステークホルダーに与える影響の大きさを実感します。
また、注目企業が新規上場した際の市場では、取引開始直後から買い注文が殺到し、株式部へお問い合わせが急増したりと、市場の反応をダイレクトに感じます。さらに、企業の経営統合や公募増資などの投資行動に大きな影響を与えるようなニュースが報じられた際などには、市場が大きく動いたことを表す「連続約定気配」や「特別気配」が出ます。それらのニュースに投資家の投資判断に重大な影響を与えるおそれがあると判断された場合には、株価の急激な変動を防ぎ、公平で信頼できる市場運営のため、売買停止を行うということも何度か経験しました。こうした場面に立ち会うたびに、JPXの社会的責任と役割の大きさを改めて感じます。
今後、どのように活躍していきたいか、キャリアビジョンを教えてください。
まずは売買の現場に携わる現在の部署で、株式取引や制度についての理解をさらに深めたいです。直近の目標は、同じ部署の2年目の先輩方のようになることです。わずか1年の差とは思えないほど知識が豊富で、私の質問にも必ず答えを見つけてきてくださる姿に憧れています。後輩ができたら、私もそのような先輩になりたいと思っています。
また、将来的には現物以外の商品や取引システム、海外企業の誘致や投資家への営業など、対外的な部署にも挑戦したいと考えています。若手のうちはジョブローテーションで様々な部署を経験する機会があるので、視野を広く持ち、多様な業務に積極的に取り組んでいきたいです。

Career Step
キャリアステップ
- 2025-1年目
- 株式部に配属。売買監理グループに所属し、市場のリアルタイム監視業務を担当。また、銘柄メンテナンス・ETF(上場投資信託)の設定・交換業務を支えるプラットフォームの運用などにも携わる。



