仕事と人

Interview

社員の想い

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世界で選ばれる清算機関となるために、
求められるサービスを
模索し、発案し、実行する。

OTCデリバティブ清算担当
社会科学部卒
2013年入社

現在の仕事

日本証券クリアリング機構(JSCC)は、取引所取引、店頭(OTC)デリバティブ取引、国債店頭取引の清算(クリアリング)業務などを行うJPXの金融商品取引清算機関です。私が所属するOTCデリバティブ清算グループIRS担当のミッションは、円建てのIRS(金利スワップ)取引の世界的な清算シェアを維持・向上させることです。そのため、海外の清算機関に劣らないサービスを、銀行・証券会社などの清算参加者に提供すべく、参加者のニーズや市場動向の変化を汲み取り、それに見合ったサービスを迅速かつ安定的に提供することを目指し、日々業務を行っています。

金融商品取引清算機関とはどのような役割を果たしているのでしょうか?

取引所などの金融商品市場で成立した取引について、証券の受渡し、決済代金の受払いなど取引に係る清算業務を行う機関です。清算機関が取引の清算を行うことで、市場参加者は取引相手方の信用リスクを考慮することなく取引できるため、より安全な市場構築と流動性の向上に寄与しています。2008年のリーマン・ブラザーズ破綻を教訓に、OTCデリバティブ取引にも清算機関の利用が義務づけられ、ひとつの破綻が市場に連鎖反応を起こさないよう、リスクマネジメントを行う役割も担っています。

日々の具体的な業務内容を教えてください。

IRS取引とは、金利を対象とするデリバティブのひとつで、変動金利と固定金利を交換する取引が代表的です。主に金融機関や企業が将来の金利変動リスクをヘッジする目的で行います。私の具体的な担当業務は、銀行・証券会社に対するJSCCの債務引き受けに関する制度・サービス内容の説明や、新しく清算参加者資格取得を目指している海外の銀行や証券会社のサポート、JSCCで日々清算されたIRS取引の各国当局への報告、サービス導入に伴うシステムの受入テストなど、さまざまな業務に携わっています。

仕事におけるやりがいとは?

現在、JSCCは円建てIRS取引において世界ナンバー1のシェアを維持していますが、今後は国際化・自由化が進むなか、世界の有力清算機関にも劣らないサービスや利便性の向上がより一層求められることになります。どうすれば世界に選ばれる清算機関となれるのか。その具体策を考え、発案し、実行するのが私に課された役割です。JSCCは若手でも重要なプロジェクトを任せてもらえるため、自分で考えたプランを外部の参加者や内部のIT担当者等を巻き込みながら、自分の判断でプロジェクトを推進することができます。責任は大きいですが、その分やりがいも大きく、無事にプロジェクトを完了させた時は自らの成長を感じることができます。

キャリアを通じて自分の成長を実感した「仕事における挑戦」について教えてください。

入社3年目にニューヨークにある証券会社へ出向しました。入社して初めての異動が海外への出向でしたので、当時の自分にとっては大きな「挑戦」でした。出向期間中は異なる言語、人種、文化のなかで戸惑うことも多々ありましたが、学ぶ姿勢を大切にしながら、がむしゃらに業務に取り組むことで、自分の足りない部分に気づき、仕事に対する姿勢や取り組み方を改めて考えなおす機会を得ることができました。特に、指示通りに業務を行うのではなく、「自分の考えを示すことの大切さ」を学ぶことができ、それは現在の仕事にも大きく活きています。

最近、印象に残った出来事は?

2018年にシンガポールで行われた「破綻」をテーマにした国際的なワークショップに参加しました。そこで世界各国から集まった清算機関の担当者と意見交換を行うことができ、とても刺激を受けました。普段は清算取引量のシェアを競い合う関係ですが、世界経済の安定に対する思いは共通であり、法的整備の重要性や清算機関の意思統一の必要性について話し合うなど、きわめて貴重な体験となりました。我々清算機関が、リーマン・ブラザーズ破綻時のような世界的な金融危機を避けるための重要な役割を担っていることを再認識することができたことも大きな収穫でした。

Career Step

キャリアステップ

2013-1年目
株式部に配属。現物市場の売買監視、上場銘柄マスタのメンテナンス、証券会社・個人投資家からの質問対応等を担当。日本株市場のルールや株式の商品特性について学ぶ。
2015-3年目
MUFG Securities Americas Inc. に1年間出向。日本株営業 チームに所属し、在米機関投資家等に対する営業資料や分析レポートの作成を担当。日々アナリストレポートを読み進めるなかで、専門用語や企業分析方法、在米投資家が重視するポイントを学ぶ。
2016-4年目
日本証券クリアリング機構 OTCデリバティブ清算グループに配属。
海外を含む銀行・証券会社に対するJSCCの債務引き受けに関する制度・サービス内容の説明や、JSCCで日々清算されたIRS取引の各国当局への報告等を担当している。