金融市場を支える真面目さと
フロンティア精神を併せ持つ頭脳派集団

OTCデリバティブ清算部

経済学部 経済学科卒
前職:公務員
2019年1月入社

MY WORK

入社後OTCデリバティブ清算部に配属され、現在に至ります。これまで新規サービスの導入や清算取引のリスク管理、破綻処理演習(金融機関が破綻した際の清算済み取引の処分に関する訓練)の実施など、金利スワップ取引の清算業務に対して様々な角度からアプローチしてきました。現在は主に清算取引のリスク管理について、新規制度の検討などを行っています。金融機関が破綻した際の連鎖破綻を防ぐセーフティネットが清算機関です。それが適切に機能するよう、徹底したリスク評価・管理を行い、必要な証拠金を清算参加者から集めることは、清算機関として最も重要な役割だと考えています。

JPX CAREER INTERVIEW

CAREER PATH

2015年4月
新卒で公務員として官公庁に入庁

法令改正や行政サービスの導入・改善に従事。

2019年1月
日本取引所グループに入社

OTCデリバティブ清算部で金利スワップ取引の清算業務やリスク管理に従事。

転職を考えたきっかけと、
JPXに転職を決めた理由を教えてください。

大学卒業後、広く人々の役に立ちたいと考えて公務員になりました。国民生活の基盤を守る公務員の仕事はやりがいに溢れ、社会において必要不可欠なものです。しかし、細部に入り込む業務も多く存在し、自分の仕事がどこに活きているかが実感しにくく、働き方が保守的であるといったネガティブな思いが胸の内で燻っていたことも事実でした。公務員の仕事に不満があったわけではなく、公務員の働き方が自分には合っていなかったのだと思います。その一方、世の中を広く支えたい、世の中の仕組み作りに関わりたい、という思いは一貫していました。転職に際しても、公益性は大きなポイントのひとつでした。金融市場という観点から魅力的な制度を作り運営していくことで、国民生活を支え社会に貢献していくJPXでなら、そうした思い・役割の中に身を置くことができる。そこに強い魅力を感じ、転職を決めました。

これまでのキャリアが活かせていると
思う点はどのようなところですか?

前職は金融とは離れた分野の仕事だったので、知識が直接的に活かせる場面は多くはありません。とはいえ、これまで働くなかで身に付けた仕事の取り組み方や考え方といった部分は、転職後もあらゆる場面で役に立っていると感じています。例えば働き方という点では、「目の前の仕事に全力で取り組み、全力で役割を果たすこと」、「人との関わりを大切にすること」を心掛けています。ただし、100%を目指すあまり時間をかけすぎてはいけません。ある程度のバッファを持ちスピードを上げることが肝要です。事前準備を徹底し、報告に説得性を持たせることも重要です。このような姿勢は公務員時代に徹底的に学びました。業務内容という点では、自分に何が求められているかという本質の部分を常に大切にするようにしています。今の部署であれば、清算機関として清算取引のリスク評価・管理や有事への備えが最重要課題の1つ。常にその観点から、この対応で間違っていないか、このような仕組みが必要なのではないか、といったことを日々模索し、より良い制度・サービスの導入や清算業務の運営にあたるようにしています。

入社前後で、JPXに対する印象の変化はありましたか?

JPXには少数精鋭で金融市場を支える、頭脳派集団のようなイメージを抱いていました。また、インフラ事業者という点から、公務員にも通じるある種の堅さがあるのではないかとも思っていました。頭脳派集団という部分はまさに想像通りでした。最初は議論についていくことも大変でしたが、周りに支えられながら少しは成長できているかなと思っています。特にLIBOR公表停止に対応するプロジェクトに携わった時には、タスクの多さや緊張感に圧倒されてしまうこともありましたが、無事に完了した時には自らの成長を実感することができました。その一方で社風については、良い意味で堅すぎず、アグレッシブさを兼ね備えているというところは想像を裏切られた部分ではありました。その背景には取引所を取り巻く、グローバルな競争環境があります。透明性、公共性を保ちつつ、ビジネスとしての収益を上げていくためにサービスを拡充していく。そんなユニークな存在がJPXです。日進月歩で変わりゆく金融市場をリードするべく、あらゆる方面でフロンティア精神を持って働いている社員が多いと感じています。

今後の目標・キャリアについて教えてください。

清算業務だけでなく、JPXには日本の金融を根底から支える幅広い事業領域があります。私は、まだその一部にしか携わっていません。短期的な目標としては、様々な部署で知識や経験の幅を広げて少しずつ専門性を高めていきたいと思っています。上場商品に関する業務や市場運営に関わる仕事も経験してみたい。近年はDXにも力を入れていますので、ブロックチェーンなどの最新技術に触れてみたいという思いもあります。幸い、JPXには課題や問題意識、アイデアを発信していくことで、自身が主役となって積極的に仕事を創り進めていける企業風土があります。また、個人の目指すキャリアを応援するため、留学を含めて学びや経験の機会も広く用意されており、私自身も会社の研修制度を利用し、海外留学を予定しています。この恵まれた環境で多くの業務を経験し、知識を得ていくなかで、自身の進むべき道が見えてくると思っています。

ONE DAY SCHEDULE

8:35
出社

<午前の主な業務>
メールチェック。午後の会議に向け、資料作成やチーム内での検討を実施。
<午後の主な業務>
社内の会議。ITや他の部門と今後のプロジェクトの内容について議論。
清算参加者(金融機関)との協議。マーケットの情勢の確認や、清算サービスの向上に向けた意見交換を実施。当日の清算状況やマーケットの動向をチェック。

18:00
退社

IT開発部 トレーディングシステム担当

経済学部 経済学科卒
前職:システム開発会社
2007年1月入社

IT開発部 清算システム担当

文学部 歴史文化学科卒
前職:システム開発会社
2008年10月入社

金融リテラシーサポート部

法学部卒
前職:銀行
2007年11月入社

OTCデリバティブ清算部

経済学部 経済学科卒
前職:公務員
2019年1月入社

グローバル戦略部(サステナビリティ推進部兼務)

東洋学部 日本語学科卒
前職:航空会社
2019年4月入社(ロンドン事務所は2014年6月から)

ITサービス部

教育学部 教養学科情報科学専攻卒
前職:クレジットカード会社
2008年1月入社

ITサービス部

商学部 商学科卒
前職:システム開発会社
2022年9月入社

市場管理部(取引管理室)

総合政策学部
総合政策学科
前職:銀行
2022年11月入社

経済学部
経済学科卒
前職:印刷会社
2022年11月入社